*会話文のみ
「なぁ、みょうじ」
『んー?どないしてん、一氏』
「あんな…俺、ずっと気になっててんけど」
『おん』
「なんで小春ってあない可愛『知るかぼけぇ自分で考えろやハゲ!』…なんやねん」
『口を開けば小春小春小春!それしか言われへんのかお前は!毎日付き合わされるこっちの身ぃにもなれっちゅーんじゃこのどあほ!』
「えええええ!そないいう!?」
『だいたいなぁ!彼女と一緒におんのに他のやつの話するやつがおるか!しかも男!私は男にも負けるんかおい!』
「ちょ、みょうじ落ち着け!な!」
『うっさいわハゲっ!この際やから言わしてもらうけどな、お前、一氏ぃ!いつまで彼女の事の名字で呼ぶねん!私らもう付き合うて1年たつねんぞ?!いい加減名前で呼べや!』
「そ、それはお前も俺の事は名字で呼ぶからやろっ!?」
『私から名前で読んで(はぁと)なんか出来るかぁ!空気読めや!』
「えええ!そんなん俺かて恥ずかしいやんか!」
『ヘタレか!小春の事は名前で呼べて彼女の私は名前で呼べへんてどういう事やどつくぞ!』
「なんでやねん!」
『小春小春小春小春!確かに小春は私より可愛いわ認めるわ!でもお前の彼女は私やねんぞ!』
「……みょうじ」
『なんやねん!また名字で呼びくさってからに!』
「お前、嫉妬してんのか?」
『っ!!!』
「なぁ」
『う、うっさい!黙れ一氏!しね!』
「お前が俺の事、名前で読んでくれたら俺もお前の事名前で呼ぶわ。なぁ、なまえ?」
『!!!』
「あはは、案外可愛ええとこあるんやなお前にも。おーよしよし、俺がほんまに好きなんはお前やでぇ(にやにや)」
『調子のんなよユウジ!(ばきぃ)』
「ぐはぁ!!」
*小春ちゃんは可愛い
(20130423)