部活の休憩時間にいつもの体育館裏へ向かうと、愛しくて仕方がない彼女が居たのだが、それはいつも通りでありいつも通りではない。


「あ、京治くんお疲れ様」
「えっ…と、お疲れ」
「?」
「あの、その格好…」
「あ、袴?」

白い胴着に黒の袴姿で襷掛けをした彼女はいつもよりさらに凛々しく見える。

「すごい、かっこいいね」
「本当?ありがとう」
「でもどうして?」
「今度近くの小学校でパフォーマンスすることになって、今日はその練習なの」
「へぇ…書道にもいろいろあるんだ」
「あんまり得意じゃないんだけどね」
「俺も見たいな」
「来てくれたら、うれしいな」


本当は独り占めしたい袴姿




書道パフォーマンスってなんかすごそう(小並感)
書道に精通していないので雰囲気でお届けしていますが。
そろそろリクエストに手をつけ始めます。まだまだ受け付けてますよ。


×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -