本能のままに求め合い乱れたのちの事。
べたべたに濡れて汚れた白く美しい彼女の肌を綺麗にしようといつものようにベッド横のティッシュペーパーに手を伸ばすと、いつもとは違うそれと目が合う。否、目は開いていないのだから合っているわけではないが…

「…ねえ」
「、んぅ…なぁに…?」
「いつものカバーは?」

いつもならば景観を損ねない木目調のケースに包まれているのに。
自社製のティッシュペーパーの箱に佇むキャラクター うるりんが優しく微笑みかけているのが気になって仕方がない。
夢中すぎていまの今まで全く気がつかなかった…

素肌のまま疲れ果て布団にくるまる彼女は思い出す。

「ぁ…おそうじ、してたらおとしちゃって…われちゃったの…」
「割れんだアレ…怪我してない?」
「しんぱい、してくれるの…?だいすきぃ」
「答えになってないよ」
「してないよぉ」
「じゃあいいけど」


そんな事があり、ホームの体育館にたくさん飾られている広告やポスターを見かけると妙に視線を感じるような気がしてしまう。

「なんかこいつすげーこっち見てくる気がする」
「??いつも通りじゃね。てか目開いてないし」
「まあ、そうなんだけどさ」
「なんか悪いことでもした?」
「…いや、悪いことって…」

珍しく気分が乗って盛り上がり、いつも以上に激しかったかもしれない。相当無理をさせた自覚はあるが、全て合意の上なのでセーフだろう…

「…いやいやいや、…いやいや」


速攻カバー買いに行った





長ったらしくてしょうもない小ネタ。
うるりんは触り心地が柔らかく潤いもあるので愛用してるはず(全て妄想)
わたくしめが風邪を引いた後で鼻へのダメージが強くてつい()

1日中セッ…するお話書きたいなぁと思ってます(突然) GW頑張れたらいいな。。


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