撮影を終え帰宅前に買い物をしようと1人で歩いていると学生らしき見た目の女性から声をかけられた。

「あ、あのっ」
「!…はい?」
「い、いつも雑誌読んでますっ!!」
「わぁ、ありがとうございますっ」

緊張した表情の女性は自分のことを本当に応援してくれているのだろう。写真を求められ、彼女がスマートフォンを取り出そうと触ったショルダーバッグにふと目を移すと、ファスナーに7の背番号のついたEJPのユニフォーム型チャームがついていることに気がつき、思わず息を呑んだ。

「これからも応援してますっ!」
「あ、ありがとう〜!」

倫太郎のファンなのか、と聞けるはずもなく1枚写真を撮り、終始頬を赤らめたまま彼女は走って行ってしまった。


「ってことがあってね…」
「へぇ、そんな偶然あるんだ」
「バレてるのかとおもって、びっくりしちゃった」
「単純に俺らのこと応援してくれてんでしょ」
「ふふ…うれしいね」
「公表したらどう思うんだろ」
「えぇ…嫌われないかなぁ」
「なんで」
「私の倫太郎取られた…!って」
「それは同じじゃない?」
「…お祝いしてくれたら、嬉しいなぁ」
「…そーだね」


真相を明かすのはまだ先




生きております。
バレンタインのお話そろそろ仕上げますね(??)
本当はにゃんにゃんにゃんの日にもにゃんにゃんさせたいんですけど…とりあえずバレンタインを。。
お待たせしております…


×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -