チームの中でも美容に詳しく何故かなんでも持っていると定評の倫太郎。
選手たちからもハンドクリームやトップコートを借りられることも。

「角名ー唇切れた」
「知らないですよ」
「リップとかない?」
「外のコンビニ行って買ってきたら良いじゃないですか」

と言いながらもまあ別に気にしないし…とロッカーのカバンの中からリップクリームを探し、出てきたのはスティックタイプのもの。
そのまま差し出そうとしたが昨晩のことをふと思い出した。


『あれ…リップない…』
『無くしたの?』
『かなぁ…』
『前もらったやつ、それと同じのなら使う?』
『じゃあ、借りてもいい?』
『はい』
『ありがと』


「やっぱ貸せません」
「えー」
「いや絶対無理ですこれだけは。マジで、本当に」
「お、おう…悪い」


間接キスの間接キスでも無理なものは無理




そもそもリップクリームなんて貸し借りしねえな()
という正論パンチは真正面から受けましょう。
角名くんところのすけべなお話もそろそろ書きたい季節柄ですので頑張ります。
時間さえあれば……時間…うぅ…。


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