完成したばかりの真新しい木の匂いがする家のリビングの大きなテレビの中では堅治も学生時代に戦ったことのある選手たちが一堂に介して試合をしていた。
日本代表選手が勢揃いしているほか、世界のスターまで集結しておりそのスケールの大きさと気合いの入れようが伺える。


「堅治も会場行って見たかったんじゃないの?」
「そりゃーまあ、こんなイベント2度とないかもだけどな」
「チケット当たらなそうだねぇ」
「そもそも2人を置いて俺だけ出かけたりしませんーっ」
「!…すき」
「知ってますー」

いつまでも愛おしい妻のお腹はふっくら大きくなりかけており、そんな妻を差し置いて自分だけ出かけようとは考えていなかったらしい。
引っ越し作業も終わり、今はお腹の中の子に対面できる日を楽しみに待つばかり。


「もしかしてさ」
「ん?」
「今や世界で戦ってる選手に昔勝ってインターハイ行った堅治すごくない?」
「俺だけがすげー訳じゃないけどな」
「青根くんも黄金川くんも、みんなすごい!」
「……それはそれでなんかムカつく」
「パパが口悪いの、聞こえますよー」


それぞれの幸せ




ようやくコラボマッチのネタを。
ちょうどリアルタイムなのでつい。
コラボマッチ凄すぎましたね…なんか、感情やらいろいろぐちゃぐちゃですが、とにかくしがみついていきます。


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