息子 颯介とお風呂に入る堅治
向かい合いながら湯船に浸かっていると、真剣な表情の颯介

「あのね、パパ」
「ん?」
「……サンタさんって、パパなの…?」
「!!…誰かから聞いた?」
「…おなじクラスのおともだちがね、パパだって…」
「…颯介、大事なお話するな」
「!…うんっ…」
「…実はパパな、颯介と恵磨が生まれてきてくれた時に、サンタさんからお願いされてんだよ」
「!…サンタさん、から?」
「サンタさんは、クリスマスにはすごく忙しくなっちゃうから、プレゼントはパパが代わりに渡してって」
「!!」
「でも、それがサンタさんにバレたら、もうプレゼント用意してもらえないかも…」
「えっ…そうなの…っ?」
「このこと、ヒミツにできるならサンタさんにもヒミツにしとくけど…颯介できる?」
「…っできる…!」
「えまちゃんにもヒミツな?」
「うんっ」
「じゃあこれは男の約束だからな」
「おとこのやくそく…っ!」


「…無事乗り越えたわ」
「お疲れ様。ありがとね」
「決めといてよかった…」
「でも、時間の問題だねぇ」


男の約束守れるかな




そんな事情の二口家。
えまちゃにはまだまだサンタさんを信じてて欲しいですからね。
素敵なクリスマス過ごしてほしい。


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