[> 幸せの見つけ方






(トリップヒロイン)
(なんちゃって乙女ゲームのエンディング)
(乙女ゲームのエンディング風なので無駄な甘さ)
(これは、三成じゃ、ない)











私はどうやら選択肢を間違わずにいたらしく、なんとも平穏な日々を三成さんと過ごしている。
時々、ふと思い出したように徳川さんに戦を申し込みに行くこと以外は本当に平和だ。

「名前」
「あ、三成さんだ」

がらりと襖を開けて私の部屋に入って来た三成さんが甲冑姿でないことに安心しつつ、何ですかと用件を尋ねる。

「何か用がなければ貴様の部屋にも来れぬのか」
「そりゃまあ、他人ですから」
「……」
「冗談ですよ」

ここに来て大分とこの人の扱いにも慣れた。この人に対しては少しこちらが上手である方が何事もやり易い。別な言い方をすれば単純で可愛らしい人だと気が付いた。

「名前」
「はい」
「私は、」

ひやりと冷たい手が私の指先に触れた。

「間違わずにいるだろうか。豊臣のためとして来た、している行いは正しいだろうか」
「そんなこと、私が知ってるわけないじゃありませんか」

ゆっくりと手に触れる。白い、きっと色素がこの人にはないんだ。

「でも、少なくとも私が知る“貴男”ならもうお亡くなりになっているはずです」
「関ヶ原、と言っていたな」
「ええ。でも貴男は生きている。それに、今は平和ですよ。三成さんが徳川さんと和平を結んでから」

ぎゅっと手を握った。私の体温で少しもこの人の手は温まらない。それでも伝わっているだろう、そう過信して両手で包んだ。


「私は間違ってなどいないと思います」


三成さんがそうか、と笑った。
私もそうですと笑えば、包んでいない三成さんの片手が私の腰に回された。
無理な体勢になってしまい、わあと後ろに倒れれば痛みはなく、ただ端正な顔が目の前にあった。

「名前がいて、本当に私は幸せだ」
「急にどうしました」
「いや、一度も言っていなかったと思い、」

何を?首を傾げれば、何故かにやりと三成さんが笑った。

「好いている」

ああ、やられた。私は下手に出てしまっていたらしい。
悔しさからふふんと笑い、三成さんの両頬を抓る。

「なら私は愛しています」


幸せの見つけ方







なんちゃって乙女ゲームエンディング風でした。

ちょっとシリーズ化しそうな気配なので、以外ヒロイン設定。苦手な方はクリアボタンをお勧め致します。












・トリップヒロイン
・標準装備が携帯電話
・現代っ子の申し子
・でも変に古風
・腹黒い
・腹黒い
・腹黒い
・時々イケメン
・キャラによっては常にイケメン
・ドS
・大谷さん攻略時に限り体力重視になる
・一応、知性派
・女の子もいけるよ!


攻略キャラ

三成、権現、吉継、両兵衛、瀬戸内、蒼龍、真田主従、風魔、市、鶴、孫市
(隠し…松永、織田)

恋愛イベント(大量)発生するのに攻略できないキャラ

無敵、尼子、森の人、南部さん


(尚、権現は三成をクリアしてさらに二週目以降で黒権現ルートが発生します)
(正直、ノーマル、ハッピー、バッドならぶっちぎりの多さと暗さのバッドが売り)
(好感度重視なので、低いと切り刻まれたり惨いことになったりします)

 

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