[> ともすれば、 |
(かっこいい三成はログアウトしました) (引くなよ!絶対だぞ!) (それにしてもこの三成、ノリノリである) 私には決してそのような性癖はない。これだけは断言しておく。しかしながらこのような年端もゆかぬ女(童子の方が正しい)に劣情を抱いているのも否めない事実なのだ。だったらあるのか、なんて空恐ろしい想像だが、これは誰にも言えぬ自分の悩みである。童子に劣情を抱いている。真剣な悩みだ。しかもその童子が秀吉様の養子ときた。私はいよいよ悩まねばならない。 「みつなり」 廊下を刑部を探しながら歩いていると、目の前から名前様がやって来られた。あっ、声を出しそうになったのを寸で堪えた。 「名前様、如何なさいました」 「みつなりを探しいたのです。ぎょーぶが私に探せともうすから」 何故でしょうね。名前様は大きく綺麗な瞳で私を見られた。 刑部め、奴は図ったのだろう。笑い顔が目の前に浮かんできて眉を潜めた。 「みつなり、怖い顔をしてますね。」 「名前様に向けたのではありません」 「分かっております。あなたはイイヒトですから」 「お許し頂け恐悦至極にございます」 名前様の目線に合わせるように屈めば、うんと首を傾げた。 「みつなりは笑わない」 「笑いますよ、時々」 「私はみたことがありません」 じっと目が合った。失礼かと思いつつも肩を掴む。 細い、力を少しでも入れれば折れそうだ。 「みつなり、笑顔とはこう作るのですよ。私が手本となりますからね、まねなさいね。」 「はい、はい。」 頷けば、名前様は酷く純粋に笑まれた。 ともすれば穢したくなる無邪気さ (その無垢な微笑みを、犯してみたい) 三成はちょっと童子趣味あっても良いと思う。隠してるつもりでもバレバレで刑部さんにドン引きされてたら良いと思う。 素敵なお題はレイラの初恋様から頂きました。 ←|→ |