白いノート


夏木とジーノ(学パロ)

神様って本当意地悪だよね。なんでよりによってこんな奴の後ろの席になってしまったんだろう。へんてこな髪のせいで黒板が見えないじゃないか。

ナッツは授業中全く寝ないし、無駄に姿勢いいからまたノートがとれないなぁ…。部活の時コッシーにノート借りないと。これで何度目だろうか。本当嫌になるよ。

今日はとても気持ちいい天気だね。こんな日は外で紅茶でも飲みたいなぁ。お、ナッツが眠たそう…、珍しく船を漕いでる。けどなかなか寝ないね。頑張るなぁ。

じとじとしてて気が滅入っちゃうよ本当。雨の湿気からか、ナッツの髪は爆破してて可笑しいけどさらに黒板が見えなくなったよ。ナッツは頭を気にしてるのか授業中に時折手で髪を押さえつけてる…。ちょっと意外だったな。これを知ってるのは僕だけだろうか。

コッシーに言われちゃった、最近の僕はナッツのことをよく話すらしい。ナッツの愚痴をコッシーに聞いてもらってただけなのに。

なんでだろう、授業中はナッツの髪というかナッツを見ることが日課になっているらしい。あ、ナッツの消しゴムが落ちた。僕の足元に落ちたかな…。
「はい、ナッツ」
「お、ありがとよジーノ。」
「どういたしまして。」
「そういえばジーノって授業中俺の頭邪魔か?」
「え、なんでだい?」
「いや、なんかいつも授業中お前から視線を感じるような気がすんだよな。」
「気のせいじゃない?ナッツの頭なんて見ても楽しくないよ。」
「いや、俺は邪魔か邪魔じゃないか聞いたんだけど…。」
ここで会話は先生からの注意で終わって。授業が終わるまでナッツと僕は話さなかった。
「ジーノ、ほれ。」
「なんだいナッツ?」
「お前のノートがあまりとれてなさそうだったから。貸してやるから写せよ。」
「それはありがとう。」

それ以来僕はコッシーからノートを借りることはなくなって、ナッツのノートを借りているよ。




意味わからん!
授業で夏木の頭観察してたら夏木を観察しだして少しずつ夏木に恋してく王子を目指したのに
あと、ここからナツ←ジノ←コシになることも考えたけどやめました…

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