創作ハンターで遊ぶ
2016.09.23.Friday
ゼンマイ→外見女、中身オッサン。女子力枯渇。一人称:我輩
ワラビ→外見男、中身オネエ。女子力カンスト。一人称:あたくし
ゼンマイとワラビの双子のうち、家庭内での実験を握っているのはワラビのほう。
不機嫌になると「ゼ〜ンちゃぁ〜ん…」ってやたら甘い声を出すからゼンマイがビックゥ!!!とかなる。「ちょっとアンタ!」とか怒ってるうちはまだ平気。ゼンマイ談。
どっちが上の子とか、先に生まれたとか、そういう意識はない。ただの双子。都合が悪くなったら「お兄ちゃんでしょ?」「いやいや姉上でしょ?」(※)って上の子ポジションを押し付けあう醜い争いが発生する。
※ゼンマイがお兄ちゃんと呼ばれてワラビが姉上と呼ばれています。 双子間で優位に立っているほうが「姉」「兄」と呼ばれる方式。ワラビがゼンマイに説教するときはワラビが姉。ゼンマイがワラビに甘えられて助けを求められてるときはゼンマイが兄。性別逆転。
兄姉って性別逆転している理由は、たぶん一族の風習が原因。
新しく成人を迎えた男性は体に刺青を入れる。同じく成人を迎えた女性は男の体に刺青を彫りこむ。っていう成人の儀があって、実は許婚の制度も並行して処理される仕組みになってたりする。
刺青を彫った女と入れられた男は、後々結婚しなければならない。
それを避ける唯一の方法は「兄弟に入れてもらうこと」。
ただし刺青を入れる役は新成人じゃないといけないので、下の兄弟の成人の儀にあわせて上の兄弟が儀式をずっと延期しなければいけなかったりする、まどろっこしい逃げ方。
ゼンマイとワラビは運よく双子だったから同時期に許婚制度から逃げられたんだけど、ワラビの方が
「あたくし痛いの嫌よ」とか言い出し、普段から力仕事だのを男と一緒にこなしていたゼンマイにお鉢が回ってきてしまったので、一族の風習から見るとゼンマイが男でワラビが女なのである、みたいな。
あくまで風習上の性別なので実際の性別とは関係ない。
ワラビよりもゼンマイの方が力が強く、狩猟笛を時々片腕で振り回す姿も見られるくらいのパワーを所持しているんだけど、ワラビに殴り合いで勝てたためしがない。
力は強いんだけど使い方が下手くそだから、力も技術も均等にあるワラビに投げ飛ばされて終わる。たまに急所どつかれて陥落してる。おえぇ…。
オネエキャラの尻に敷かれるオッサンキャラって大好きなので、この二人もそういう関係性。絶対王政とか恐怖政治ではないけど、相手のことを熟知しているがゆえに「これ逆らったら面倒くさいやつだ」っていうのがすぐに分かる。双子なのに熟年夫婦。
頭にコブ作って正座させられてるゼンマイ。仁王立ちで腕組みして説教してるワラビ。サンサの里ではよくある光景ですご心配なく。そんな二人。
言うことはきっぱり言うゼンマイ。だってぇ…とかゴネるけど却下されて不満げなワラビ。これもよくある光景です。そんな二人。
こいつらの元ネタが昔のアニメでよく出てきたコメディリリーフな悪役コンビだから、こういうデコボコした関係性なわけです。
オッサンとオネエのコンビって正直デビチルのアバドンとフェンリル(アニメ版)なんですけど、別にアバドンフェンリルだけが元ネタではないです。色々なコメディ悪役ごっちゃ混ぜにしてます。
今のところ、おわり。