happiness time




!attention!
・10年後設定
・同棲してます






少し前に買ったマンションには愛しい恋人と住んでいる。
ドアノブに手をかけ、回す。

「ただいまー」

ドアを開けながら、俺は奥にいるであろう人物に声をかける。

「あっ、お帰りヒロト!!!!ご飯まだ出来てないから先にお風呂入ってきなよ」

キッチンに行くと、恋人であるリュウジが顔だけ此方を向けて言う。
その間もトントンと、規則正しくまな板の上で包丁が動いている。

俺は上着を脱いでネクタイを取るとソファーの上に置いた。
そしてリュウジを後ろから抱き締める。

「今日のご飯は何?」
「ロールキャベツ…。っていうかヒロト暑い。離して」
「嫌だよ。仕事中リュウジが足りなくて… 。今充電してるんだ」

そう言うと、リュウジは呆れたように息を吐き包丁を動かす手を止めた。

「ヒロト、今は危ないから抱き着いたらダメ。でも………ご飯食べ終わったら抱き着いていいよ……」

顔は見えないが、恐らく彼は真っ赤になっているだろう。
耳がほのかに赤い。
照れ屋なのは昔から変わっていない。
抱き締めていた手を離し、リュウジの横に並ぶ。

「俺も手伝うよ」
「ありがとう。助かるよヒロト」

ニコリとリュウジは微笑んだ。
先程は見えなかった顔が、今は笑っている。
なんだか無性に愛しくなりリュウジが包丁を持っていないのを確認すると、唇を優しく奪う。
リップ音を響かせ、重なりあっていた唇を離す。

「ヒッ…ヒロト!!!!!」

リュウジは顔を真っ赤にして、可愛く怒る。
幸せだなあ、なんて思いながら怒るリュウジをふわりと抱き締めると、腕の中でバタバタと暴れる。

「ご飯食べ終わったらって言っただろッ!!」
「ご飯食べ終わるまで待てない」

抱き締める腕に力を籠める。
途端にリュウジは暴れなくなった。
うん。やっぱり、こうしている方が落ち着く。
と、俺の背中に細い腕が回された。

「……少しだけだからな」

ぶっきらぼうにリュウジが言う。
分かった、と返事をしてこの10年間で俺より少し小さくなった愛しい身体を抱き締める。





happiness time



(少しだけだって言っただろ!!)(少しだけだったじゃないか)
(全然少しじゃないよ!!ロールキャベツ冷めちゃったじゃん!!)
(まぁ、良いじゃないか)






―end



えい子様からのリクエストで
『10年後基緑』でした!!!!!
10年後設定が空気……

基緑は10年後同棲とかしてくれてたら嬉しいなぁ…という発想から小説が生まれました。

gdgdでスミマセン

改めて、えい子様!!相互ありがとうございました!!!!
これからも宜しくお願いします

えい子様のみお持ち帰り可能です


―――――――――

雨宮リイナさんから相互記念小説頂きました…!!///
イナGOも始まったということで、『10年後基緑』をリクエストさせてもらったのですが、もう本当に萌えるしかなかったです!!
10年経ってもイチャイチャしているリア充基緑ご馳走様でした!!!^///^
そうだよね、10年も経ってたら同棲くらいするよね!!あいつら!!!///
ラブラブに基緑を頂いて、本当にえい子幸せですありがとうございました!!!
これからもよろしくお願いします〜(*´∀`*)




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