血潮のようなものがが飛び散る戦場の中、二人の少年が戦い続けていた。

「破滅ノ爪!!」

「ムリすんなテツ 下がってろ!」

「これだけの数 君一人ではムリです」

白いものを身に纏い戦う少年の名は黒子テツヤ。

刀を手に戦う少年の名は青峰大輝。

少年達の周りに飛びかうのは異形の兵器。

いくつもの爆音が響き、人間の叫び声がこだまする。

―――チャキッ

不意に、黒子に向かい兵器の一つが狙いを定める。

「!!」

「テツ!!」

“間に合わない”

そう思った瞬間、グシャッという音がして黒子を狙っていた兵器が潰れた。

「黒子っち 油断大敵っスよー?」

「黄瀬君!!」

「全く 急にいなくなったかと思えばこんなところにいるとは… こっちの身にもなるのだよ」

「緑間君まで……」

兵器を潰したのは大きな鎚をもった少年、黄瀬涼太だった。

その後ろからは黒子の監察官である緑間真太郎も現れる。

「黄瀬 おせぇんだよ!」

「向こうの敵に思ったより手こずって……」

「無駄口をたたくヒマはなさそうだな アレを見るのだよ」

緑間の指差す先には宙に浮く数人の影。

そのうちの二つが黒子達の方を向いた。

「赤ちん 役者が揃ったみたいだねー」

飴を舐めながらいったのは紫原敦。

呑気な口調とは裏腹に、目は猟奇的だ。

「………ああ そうだな」

紫原に話しかけられた少年は、薄く笑った。



―――仮想19世紀末

僕らの世界は終末に向かっている



悪性兵器 AKUMAと共に 終末計画「暗黒の三日間」の発動を企むノアの一族


「さぁ いこうか」


そのリーダー赤司征十郎と


世界救済を掲げ設立された組織“黒の教団”

両者の長い聖戦が続いていた。


仲間達の希望はイノセンスと呼ばれる神性兵器


その神に適合した使徒

僕ら“エクソシスト”に託されていた


「行きましょう みんな」

「「「ああ!!」」」





































というのは勿論違い、現実は

「黒子ぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「黒子っちぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

ああ、朝から緑間君と黄瀬君は五月蝿いですね。一生黙ればいいのに。

「君たちは朝から賑やかですね なんのようです?」

「俺の眼鏡をサングラスに変えたのはお前だろ!?」

「イヤだな 僕じゃないですよ キミの眼鏡をグラスの色がピンクでハートのサングラスに変えるなんて」

「じゃあなんでサングラスの種類を知っているのだよ………!!」

「たまたまですよ 感で言っただけです 黄瀬君はなんでいるんです?」

「勿論 黒子っちを一目見るためにのわっ!!」

黄瀬君の言葉が途中でとまる。

僕が彼の目に向かってピースサインをしたからだ。

すんでの所でかわされたましたが

「ああそうですか お礼にそのもう片方の目も潰してあげますよ」

「黒子っち ストップ! とんでもなくグロテスクっスから!!」

「別にいいじゃないですか もう片方を潰したって黄瀬君の顔は変わりませんよ むしろカッコよくなるはずです」

「あ 俺の為だったんスね!」

あ 本物のバカがここに。

「黒子 その前に俺の眼鏡を返すのだよ!」

「イヤです サングラスでも緑間君はきっと似合いますから」

「なっ 黒子!」

こちらに伸ばした緑間君の手をかわし、僕はミスディレクションを発動した。

緑間君も黄瀬君も間抜け面で僕を探してる。

が、そんな二人を置き去りにし僕は廊下へとでようとした所で黄瀬君に見つかった。

「あ」

「黒子っち 待ってほしいっス!」

「待つのだよ黒子!!」

二人から逃げていると前から黒い影。

青峰君だ。

「ん? テツ?」

「青峰君 助けてください 黄瀬君と緑間君に追われてるんです」

「は?」

「青峰 そいつを渡すのだよ!!」

「黒子っち コッチにきてー!!」

「青峰君 助けてください」

「いや 意味わかんねーかr「やぁテツヤ」

急に僕とは違う方舟のゲートが現れた。

嫌な予感が…

「僕を無視する気かい?」

「黒ちーん 飴ちょーだい」

「何敵地のど真ん中に来てるんですか君たちは」

ゲートからでてきたのはノアの二人(しかも一人は教団の宿敵)。

「赤司っちに紫原っちじゃないっスか」

「黄瀬ちんヤッホー」




敵がやってくるような、戦争とは縁遠いこんな生活が僕らの日常。



「ちょうどいい お前達も黒子から眼鏡を取り戻すのを手伝うのだよ!」

変人監察官に

「あ ミドちん確かに眼鏡ないねー」

マイペースなノア

「黒子っち ケーキがおいしい喫茶店見つけたんすよ!」

犬みたいな変態ウサギ

「テツヤ そんな事よりレストランに行こう」

敵地にやってくる最凶の敵。

「ちょっ どういう意味かわかんねーんだけど」

バカで黒いエース

「はぁ………」

そして僕。

戦争なんて知りません。

僕らは僕らのやりたいようにやるだけですから





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NANIKORE☆

D灰パロの意味がない←

このシリーズはこれからもっとキャラが崩れます

そしてgdgdです←


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