in青峰宅

「ふぁっ ぁんっ あほっひへふ…ん……

「うわ……」

いつも思ってるが歯磨き中にまで思っちまった

“かわいい”

やっぱりテツはすっげえかわいい
歯磨きされて気持ちよくなってる姿までかわいい

口から零れる涎にさえ愛着を感じる

「テツ…」

「あお…ひへ ふん…」

テツはうっとりと俺を見つめる

ひょっとして俺はテツの歯を磨くために産まれてきたんじゃねえのか?

頭のワリィ俺はそんな事すら考えちまう

「んぅっ!」

「テツ テツ テツ テツ………!!」

「ぅあっ あ…おひへ…ふん」

名前を呼びながらさながら電動歯ブラシのごとく俺はテツの歯を磨いてく

コレが道徳心っつうもんなのか!?

テツの歯を綺麗にして俺の心が綺麗になってんのか!?

「あおっひへふん………」



「いーへふお」



いいって何がだ!?
そんな事を考える時間すらなく俺はテツをベッドに押し倒した

テツは熱に浮かされた目で俺を見てる

俺もテツをしっかりと見つめ返す

俺はそのまま 少し開かれたテツの胸に手を伸ばし………

「何してるんだ?」

かけたところで第三者の声が俺とテツを現実に引き戻した

ゆっくりドアのほうを見ると そこには赤司を始めとしたキセキの奴ら

「………青峰は何故そんなに黒子を慈愛顔で見つめながら黒子の胸に手を伸ばしているのだよ」
「くくく 黒子っちはなんで青峰っちをそんなに愛しそうに見つめてうっとり顔してるんスか!?」

黄瀬と緑間に言われてようやく俺とテツは今の状況に気づく

「お 俺はなんでテツを慈愛顔で見つめながらテツの胸に手を伸ばしてんだ!?」
「ぼ 僕はなんで青峰君を愛しそうに見つめてうっとり顔してるんでしょう!?」
「びっくりした!!」
「びっくりしました!!」

アブねえ…
もう少しでコイツらの前でテツを襲うとこだったぜ……(俺は全然かまわねーがテツが口きかなくなるかんな)

「赤ちーん 峰ちんのこと捻り潰していーい?」
「待て敦 ちょっとハサミを取ってくるよ」

………どうやら俺の寿命はここまでみてえだが




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