※『目をふさぐのは』番外編
※14Qのエンドカードからきた妄想から1Qのエンドカードを見てできた産物です






「黒子 帰るぞ」

「ちょっと待ってください…」

俺の相棒のコイツ。

黒子テツヤ。

今日、コイツとたまたま(本当にたまたま)ストバスであって、1on1とかをしてた(やっぱ黒子は死ぬほど弱かった)。

が、黒子は体力を使い切ったみてーで公園のベンチに寝たままだ。

ったく、こんなヤツが『幻の六人目』だなんてな。

体力ねーし顔は女みてーだし体も細い。

おまけに食う量もありえねー。

昼飯がサンドイッチ一つなんて………なんでそれで持つのかがわかんねー。

そんでもっとわかんねーのは、なんでオレがこんなヤツに惚れたかっつうことだ。

そりゃあ確かに顔はかわいいし意志ははっきりしてるしよく見りゃあ表情も結構変わったりするし………

って、俺は何考えてんだよ!

とにかく、このあとコイツと帰るわけだが、相当疲れたのか起きあがる気配がない。

「黒子 早くしろよ」

「無茶いわないでください ムリなものはムリです」

ったく、本当にコイツのどこに惚れたのかわかんねー…

わかんねー事を考えても仕方ねーから(俺、バ火神とかいわれるし)なんとなくボールを手でいじる。

と、黒子が俺をじっと見ていたのが気になった。

「ん? なんだよ黒子」

「火神君」

黒子は事も無げに、俺を見たままいつも通りの無表情で続けた。

「好きです」

………は?

『スキデス』ってなんだ?

ああ『好きです』か

は?

「バカみたいに真っ直ぐなとことか 怖いものが苦手なところとか 火神君の全部が好きです」

「〜〜〜〜ッ ふざけんなッ!!」

あまりにも恥ずかしいことをコイツが簡単にいうもんだから持ってたボールを顔に落としてやろうとした。

それはボールに添えられた黒子の手でかなわなかったが。

………つか今のマジか?

そう考えると急に恥ずかしくなり、一目散にその場から駆け出した。



「………火神君の反応もなかなかおもしろかったですけど やっぱり青峰君が一番ですね」








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『目をふさぐのは』を書いていたら、急に思いついたネタです。

青峰がああいう反応したら火神はどういう反応するかなァと妄想した結果です。

うぅ…文才が欲しい…

あ、黒子っちは浮気とかしてるわけじゃなく火神に対しては「どういう反応するか」という好奇心から好きだといっていて、青峰に対しては本気でいってます。

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