現在は放課後。
今日は委員会の仕事があったから真ちゃんに先に行っててもらった。
思ったより遅くなっちったから小走りで部室に向かう。
まだ練習は始まらないだろうけど、真ちゃんはきっと自主練してるからなー
バッシュのスキール音が響く体育館に入ると、緑色の頭を探す。
………がその姿は見つからなかった。
「あれ?先輩 緑間はいないんスか?」
「ああ 今日はまだ見てないな アイツに限ってサボることはないと思うが………」
「木村 緑間が来たら轢いていいよな?いいよな?」
「悪い 今 トラックは故障中だ」
先輩達に聞いても、真ちゃんはまだ来てないらしい。
確かに俺より先に出た筈だったけど……なんかあったのかな?
「高尾 緑間はあとで探すとしてとりあえず着替えてこい」
「うっス」
仕方ないから主将に言われたとおり、着替えねーとな。
体育館を出て更衣室へ。
「にしても ホント真ちゃんどこ行ったのかな………」
制服を脱ぎながらの独り言。
来るのが遅かったから俺以外には誰もいない。
………筈だった。
「………たかお?」
けど、更衣室のどこかから、小さい声が聞こえた。
小さくてもわかる。
今も考えていたヤツの聞きなれた声。
「真ちゃん………?」
慌てて更衣室中を見まわすけど、真ちゃんらしき人影は見えなかった。
どう見たって俺1人しかいない。
「たかお……?たかおなのか?」
すると、端の方でもぞもぞと動く何かがあった。
「真ちゃ………真ちゃん!?」
急いでそこに行った………が
いたにはいた。
けど、そこにいた真ちゃんは………
「みっみるなっ!!」
………小さかった。
しゃがみ込んでるみたいだけど、それでも小さすぎる。
というかまるで子供みたいな…
「ししし真ちゃん!?」
さすがに驚いて真ちゃん……だと思う子供を思いっきりしゃがんで覗きこむ。
「ひっ! い…いきなり何してるのだよ…!」
覗きこんだだけで真ちゃん(仮)は涙目だ。
え えっと………;;
「真ちゃん……だよな?」
無言で頷いた。
やっぱり真ちゃんなんだ……
………つーか
「真ちゃん超可愛いぃぃぃぃいい!!」
「ビクッ)」
何この真ちゃん!!
超可愛いんだけど!!
いや、いつもの高飛車な真ちゃんも可愛いし愛してるけどね?
なんていうかこの触れたら壊れちゃいそうな真ちゃんもまた違って可愛いんだよ!!
「な なんでいきなり叫ぶのだよ………!グスッ」
軽く泣いてる真ちゃん。
うわっ マジ可愛いマジ可愛いマジ可愛いマジ可愛い
ヤバい真ちゃん可愛いすぎマジ天使連れ帰りたい撫でたいぷにぷにしたい
「いや!なんでもないからな!?
「たかお?顔が赤いのだよ……ねつか?」
そういうと真ちゃんは俺の額に触れた。
「真ちゃん可愛いすぎっ!!」
堪えきれずに俺は真ちゃんを思いっきり抱きしめた。
だって仕方ねーじゃん!!
あの真ちゃんが上目づかいで首をコテンって傾けながら熱計るんだぜ!?
身長のせいで普段は上からしか俺を見ない真ちゃんが!!
「たかお!?く くりゅしーのだよっ!!」
舌っ足らず!?
うわぁぁぁぁ!ちょっ本気でヤバいって!!
可愛いすぎる!!
部活がどうとか真ちゃんが言ってるけど耳に入らず、俺はとにかく、真ちゃんを愛で続けた。
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HSKがどこにもいない←←←
これ以上やると高尾が本物の変態になりかねないのでここまで!!
描いてて楽しかったです(笑)