![](//static.nanos.jp/upload/m/mujiknh/mtr/0/0/20090528201750.jpg)
柔和な笑顔の腹黒キング・菅野ヒデキを唯一、苦虫を潰した様な顔をさせられるのが竹中だ。
「カンカンまた髪薄くなってませんかぁ?」
その台詞が、菅野の表情を硬くさせる。
菅野のたった一つの地雷。
髪だ。
言うほど気にならないのにも関わらず、菅野は髪の薄いのを気にしている。
前から来ている、と思い込んでいるらしい。
それを竹中はからかう。
年下とは言え仮にも上司。
脇で見ている杉浦と辺見はドキドキしてしまう。
「仕事しすぎでその内ハゲ散らかっちゃうわよぉ」
「ハゲてないです。僕元々髪の量少ないんですよ。困ってないですし、竹中さんこそ髪の量多くて坊主にしてるんでしょ?髪多い方が後で来るそうですよ?」
普段ニコニコニヤニヤしている菅野が、この時だけは本気で反論するのだ。
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