眠れないので日記のような物を。

2015/03/19 02:24

秋田市に来てから3回目の春なんだけど、元いた所って高層マンションなんて一つあったくらいでね。
ご多聞に漏れず?って言うのかな?
商店街なんか郊外のイオンさんにやられてシャッター街だしね。
夜に赤信号が点滅するのも早いしね。
なんなら市内なのに信号も街灯も無い集落もあったりね。

そんな場所。田舎。よくある田舎。

秋田市来た時にはその都会ぶりに驚いたよねー。
都会って言うだけなら東京も大阪も仙台も行ってたけど、旅行とかで数泊するくらいだったからね。

県庁所在地での生活に震えたよね、田舎からいい年齢して出たこと無かったからね。
いい歳して初めての一人暮らしだったしね。

中でもね、マンションな、マンション。
マンションが怖い。
今でもちょっと馴れない。夜のマンション見上げるのが怖い。
夜のビルは大丈夫。電気ついてないから。

夜のマンションは、あの一部屋一部屋に人が住んでて、一人暮らしかもしれないし、カップルや夫婦かもしれないし、子供がいるご家族かもしれないし、それはわからないんだけど、誰かが生活してるんだよね。

とても怖い。
興味深くて、知りたいんだけど、知る由も無しって言うかさ。
私とは無関係な灯りっていうか。
叫びだしそうな恐怖感がある。

私からあの灯りは見えてるのに、あの灯りの向こうの人たちには私は認識されていないって言うのかなあ。なんだろうなあ。説明し辛い恐怖感がある。

秋田市に来るまで唯一苦手だった乗り物であるエレベーターにはもう去年くらいから恐怖感も薄れて来たんだけど、あとスーツの集団もさすがに強くなくなってきたなあ。私がその一員になったからかもしれない。
首から社員証ぶら下げてな。笑っちゃうよね。あんなの田舎で見た事なかったよ。外出する事無かったから見た事ないだけかもしれないけど。

マンションの灯りは怖い。

住宅街の灯りや匂いは嫌いじゃない。好きでも無いけど、住宅街の方は音が聞こえるから怖くない。

お風呂に入ってるだろうお父さんと子供がはしゃいでる声と、シャンプーとか石鹸の香りとか、湯気とか、なんかそれは生活の匂いがその場で感じられて、切なくて寂しいけど怖くは無い。
夕飯時の台所から聞こえる水の音や食欲そそる良い匂いも、切なくて寂しいけど、怖く無い。

マンションは怖い。
三階とか四階とか五階とかは平気。10階建てくらいから少し恐怖。昼はそうでもないけど、夜だな。灯りが灯ってるのが特に嫌。

私に関係無いっていうのが怖い。

知ってる誰かが住んでるマンションなら、恐怖心はちょっと薄れるんだ。

なんだろうねえ。怖いんだよね。私に無関係な、私とは別の生活や世界を持っている人たちって気がしてるのかな。

前になんかのまとめで私と似たような気持ち持ってる人のスレを見て、あーわかる、わかるわかるこの感じ、って思いながら読んでたんだけど、その中でも一番恐怖を味わったのが

「誰も知らない、私も知らない森の奥で、今日一輪の花が咲いた。って考えるとうわあああってなる」

みたいなレス。
私そこ読んで小さく叫んだもん。
怖い。頭抱えて泣いてしまう、絶望感で呼吸が乱れる。

マンションの灯りについて挙げている人はやっぱりいたし、あとあれだ、在来線のイメージだけど、電車で遠くに行く時や帰ってくる時、知らない土地の踏切を私の乗ってる電車が通るよね。カンカンカンって。それを待ってる車とかもダメ、泣きそうになる。
知らない土地の知らない工場の光とかも苦手、今あそこで働いてる人がいる、その人たちと私は無関係。それが当たり前なのに、泣きそうに不安で怖い。

ここまで書いて、あれ?前もこんな日記書いたような気がするなあと思いはじめてきたけど、眠くなってきたから投稿して寝ます。おやすみなさい。

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