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■シムズ的な何か〜准一様リスペクト文〜
03月06日 21:12 SIMS3・共同生活のこぼれ玉


 またリスペクトしちゃったよこいつ

共同生活が始まる前だと思ってください。

***

 ダッシュは今日も映画館前で弾き語りを済ませ、帰宅の前にホーガンの店に向かう。稼いだチップで旨いコーヒーを啜るのが日課であり、チップの稼ぎが多い日なら住人達に土産の菓子も持ち帰る。
(そう言えば今日、ハーディはホーガンで手伝いだっけ)
それなら一緒に茶をしばいてもよかろう。だが、今日のホーガンの様子は違っていた。
 店の入り口に背の高い猫耳メイド女子の後ろ姿が見える。何かのキャンペーンだろうか?だが彼女の腕や絶対領域の肌を見た限り紛うことのない美女だと確信した。口説いてみたいが、先ずは仲良くすべきだとダッシュは判断した。
「やあ、お嬢さん」
声を掛けたメイド女子が振り向いた。
 確かに美形だ。しかしきりりとした眉と顔立ちはどう見ても美形の男である。そもそも身長で判断すべきであったのだ。
(野郎かよ!)
しかも彼は険のある視線を向けたきりで何一つ言葉を発しないのだ。
 彼を眺めて気付いた。
(野郎だけど、なかなか別嬪さんじゃないか)
少し長い睫毛、銀色の瞳、情の厚そうな唇――その綺麗な肌の頬を軽く撫でる。
「?!」
眉に嫌悪の険が浮いたが、彼はようやく口を開いた。
「囮捜査中だ」
「えっ?」
「公務執行妨害で拘束するぞ」
明らかに『このナンパ野郎め』とどす黒い怒りの視線が突き刺さってくる。しかも職務中の警官とは!
 初逮捕が女装警官のナンパによる公務執行妨害だなんてお寒いギャグでしかない。
「そ、そうだな。止めておこう」
だから恐怖で乾いた笑いが出てしまった。
「もうするなよ」
「はい、すみません」
これでこの恐怖は終わりになりそうだ。

 第三者の視線にダッシュは気付いていなかった。それが悲劇の始まりになる。
 二人を見つけたハーディは怒りの速度でダッシュに飛びかかり、
「あんたぁっ!何やってんですかぁっ!」
射程外からの右ストレートが頬にめり込ませてきた。つーか、ハーディ、何故お前もメイド姿なんだ?――あれ?あんた、シニ・ガミ、さん――???

***

ジェット『ああ、あるある(笑)
ダッシュ『だよなー(笑)
レイン『あってたまるか!この馬鹿たれ!



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