短編 | ナノ

キング誕SS




「キングさん誕生日おめでとうございますお尻触らせてくださいお願いします」
「断る」
「キングさん私誕生日プレゼントにこのキングinお尻爆弾をあげ」
「断る」
「じゃあこちらのなんと触ると癒されるというキングinお尻癒し系グッズを」
「断る」
「ではでは敵を欺くために開発した押すとたくさんプリンが出てくるキングinお尻プリンまみれはどうで」
「断る」
「それならこっちの回復には持ってこい!このぷりぷりを身体に塗るとあっという間に傷口が塞がるというキングin尻ケアルなんてのは」
「断る」





「あれいつまで続くんだ」
「つーかあんなに開発してたのかよ」
「あの子も暇ねぇ」
「俺、キングに同情するぜコラァ」
「ある意味天才だよねぇ。キングのお尻ネタであんなに開発できるなんて」
「どんな効果なんだろう…」
「エースお前まさか」
「後で見せてもらうことってできるかな?」
「あんな気色悪いもんによく興味持てるよなぁオイ」
「そこはナインに同感しますね。キングのお、お、お尻であんなものを造るなんて言語道断です」
「でももしかしたら戦場で使えるかもしれないだろう?」
「使えたとしても、キングが何が何でも止めようとすると思うんだが」
「血相変えて全力で止めに来そうだよね」
「キングもあんな尻をしてなかったらあいつに目つけられなくても済んだのにな」





「ならば!歩くたびにぷりぷりと音がなるというキングinお尻シューズはどうです」
「断る」
「……はぁ」
「(諦めたか?)」
「仕方ないですね。ではキングさん、最後の商品です」
「(やっと最後か…)」
「この銃の入れ物ケースは、どうでしょうか?」
「ことわ……」
「これも、いらないですか…?」
「……………いや、もらっておく」
「!」
「……サンキューな」
「!は、はい!あ、ついでにキングinお尻弾もセットで」
「それは断る」



キングさん
誕生日おめでとう!