01



二年経って、ファーストネーム達はすっかり学校に慣れていた。


ジェームズがリリーに恋したり、悪戯仕掛け人が結成されたり、いろいろなことがあった。


そして今日は新入生を迎える側で参加する入学式。

















「ファーストネームーーー!!!」

「ちょっ、待って来ないで近づくなシリウスのばかああああああぁ」

「ファーストネームっ!」

「リリー!隣座ろう隣!」

「何この態度の差」







結局去年と同じくファーストネームとリリー、悪戯仕掛け人で座ることになった。






「リリー!久しぶりだね!僕はとっても寂しかったよ!」

「……それでね、ファーストネーム」

「あれ?返事しないなんてまさか照れてるのかい?まったく可愛いなぁ!照れることなんてないよリ「
ポッターマジうざい。ねぇファーストネーム、やっぱり違うところに座らない?」

「リリーが『マジ』とか『うざい』とか言うなんて……!!
別にいいけ「よくないよ」





そう言ったのは悪戯仕掛け人参謀の彼だった。






「リーマス……」

「あのさ、僕たち久しぶりに会ったよね?僕はファーストネームに会うの物凄おおおく楽しみにしてたんだけど?何?ファーストネームはそんな僕を置いて他の席に行くのかな?あ、そっか楽しみにしてたのは僕だけ「
すみませんごめんなさいこの席から動きたくないです許してください」あ、本当?」




嬉しいなぁ、なんて彼は綺麗に微笑む。
魔王にしか見えないんですが。






そして悪戯仕掛け人で唯一まともな彼も話す。





「でっ、でも本当に久しぶりだね。会えて嬉しいよ」

「ピーター……!!」





危うく泣きそうになった。









「おっ、組分け始まったみたいだぜ」

「へー ほんとだ」









その時、
















「レギュラス・ブラック!」




ひとりの新入生の名前が呼ばれた。














「彼……以前言ってた弟さんかい?」




ジェームズがシリウスに聞く。




「ああ。寮はやっぱりスリザリンか……」










「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -