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「あ、これ美味しい。レギュラスも食べなよ。」

「何当たり前のようにスリザリンのテーブルに座ってるんですか。慣れてしまいそうなんで迅速にやめて貰えます?」

「ちょっとセブルス私それ嫌い勝手にお皿に盛らないで」

「お前を思っての行動だろう」

「棒読みじゃねーか」

「セブルスさんナイス」

「レギュラスひどい」




これはある日の朝食の風景である。




「だいたいお前は好き嫌いが多すぎるんだ!」

「年々減ってるんだからいいでしょ!?」

「僕がこうしているからだろう!」

「うっ…じゃあレギュラスが食べさせてくれるなら食べる!」

「なんで僕に飛び火してるんですか!」

「ああ、ファーストネーム、来ていたのか…」

「う、」

「げ。」

「え?」





そんな風景に今日は誰かが介入した。







「相変わらず美しい…!今すぐにでもこのスリザリン寮に、「無理に決まってんだろデコが。食事に戻って頂けませんか先輩?」

「………ルシウス先輩?」

「………(また始まった)」






ファーストネームに話しかけたのはかのルシウス・マルフォイだった。

過去にルシウスはファーストネームに一目惚れをして以来ファーストネームを見るとこんな調子だ。







「……そういうことだったんですか…」

「ああ。」

「ちょ、セブルスもレギュラスも見てないでこいつ追い払うの手伝ってよ!」

「ファーストネーム先輩はなに杖まで出してるんですか!?ルシウス先輩は仮にもあなたの先輩ですよ!!」

「レギュラスってほんと思ったことをはっきり言うよね」





ファーストネームと関わってからより正直な人間になってきたレギュラス。




いつもは気品をこれでもかというほど漂わせ食事をするスリザリンだがファーストネームが来た日ばかりは流石に騒々しい。

しかも相手がファーストネームなので誰ひとり注意できる者はいない。
ましてやファーストネームが来ると校内でも有名なルシウスがこの状態だ。
スリザリンそしてマルフォイ家の恥と言える。











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