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ファーストネームが校長であるダンブルドアにティータイムに招かれることは別に珍しいことではなかった。





そして今日もファーストネームはダンブルドアによって校長室に招かれたのである。










「失礼しまーすせんせーきたよー」

「おお、ファーストネームか。」

「はいこれお土産。その辺のショコラティエより遥かにチョコにうるさいリーマスが絶賛したチョコレートです」

「それは楽しみじゃのう」






ダンブルドアは笑って「そうか、彼が……」と小さく呟いた。




「じゃあ早速お茶にするかの」

「わーい」






リーマスが選んだチョコレートを開いてティータイムは始まった。










「ところでファーストネーム、」

「なんですか?」

「ずっと、…ずっと聞こうと思ってたんじゃが……」







いつもより真剣な雰囲気で話すダンブルドア。

対して口の端にお菓子の欠片をつけてダンブルドアを見るファーストネーム。





雰囲気ぶち壊しである。












「入学式を覚えているかな?」

「はい」

「そうか。君は組分けのとき、帽子に何を言われたんじゃ?」

「………あー…」







そういえばいろいろ意味わかんねーこと言ってたなぁとファーストネームは呟いた。









「意味のわからない、こと?」

「ああ、はい。なんか、時期が来ただとか、私が変わってないとか?」

「………」









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