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「えっファーストネーム先輩ってマグル生まれだったんですか?」

「ああ」

「でもファーストネーム先輩って成績いいですよね?箒以外ですが……」

「元々頭が良くて才能もあったらしい。箒以外だが……」



これはレギュラスとセブルスのファーストネームについての会話である。




















「ねぇファーストネーム、あなたもうちょっと箒に乗る練習した方がいいんじゃない?」

「……ああそういえばピーターに回さなきゃいけない本があるんだった」

「誤魔化さないの。ファーストネーム、箒に乗れないと困ることって結構あるのよ?」

「だよねー……」




















というわけで、





「よろしくお願いします先生!」

「なんで僕を頼ったんですか」







ファーストネームはレギュラスに箒に乗る練習に付き合ってもらうことにした。






「いやだってレギュラス箒乗るの上手いじゃん。次期シーカーって言われてるし」

「身近に現役で活躍してる人いるじゃないですか、2人ほど」

シリウスに教わるとかマジで言ってるの?

「すみませんでした」





確かにそれは一生乗れない方がマシだと思う。






「じゃあポッター先輩は?」

「ジェームズは確かに優しいし、基本頭いいから教えるのも上手いんだけど、ジェームズに教わったなんて言ったらリリーが卒倒しちゃうし」

「………」






レギュラスはむしろジェームズをフルボッコにするリリーの方を連想したがそれは心に閉まっておくことにした。








「仕方ないですね。言っておきますけど僕は甘やかしたりしませんよ?」

「うん!ありがとうレギュラス大好き!」

「………いいから早く準備してください」






そう言って背を向けたレギュラスの頬が赤かったことをファーストネームは知らない。








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