01 「ホグズミード?」 「そう!今度初めて行くんだ」 「ああ、三年生ですもんね」 今、ファーストネームはスリザリン寮の談話室でレギュラスとティータイムを楽しんでいた。 つまり例のごとく寮破りをしてみせたわけだ。 「いやあ本っっ当に楽しみ!美味しいお菓子がたくさんあるそうだから!」 「よかったじゃないですか。ていうか本当に甘党ですね」 「私に甘党は褒め言葉だよ。たくさんお土産買ってくるからね!主に甘いものだけど」 「…………ありがとうございます」 「なに今の間」 「いえ別にお断りしようか迷ってたわけではありませんから」 「わかってて自白してるよね!?」 こんな光景もすっかり日常茶飯事になっていた。 「……またお前か………!」 「あっセブだ!やっほー」 「どうも、セブルスさん」 「ああ」 「ちょっと待ってなんでレギュラスだけを見て言うの!?私の挨拶はスルー!?」 「で、今回はどうやって入った」 「あくまでもスルーで通すか……! ローズ先輩が入れてくれたよ?びっくりするほどあっさり」 その言葉を聞いてセブルスは頭を抱えた。 レギュラスも正直それでいいのかスリザリンと思った。 「そういえばセブルス、私今度のホグズミードはリリーと行くんだけど、セブルスもいっしょに行かない?もちろんリリーにも言ってあるから」 リリーと聞いた瞬間、セブルスの顔が赤くなる。 |