02 「ベラ！やっと見つけ……ってファーストネームじゃない！」 「シシー先輩！こんにちは。」 「こんにちはファーストネーム……ってレギュラスにシリウスもいたのね。」 「どうも、ナルシッサさん」 「こんにちは……シリウスは今日は何故あんなに暗いのかしら？」 「気にしないでくださいどうせ兄のことですし」 「え、ええ……」 「で、シシーはなんでアタシを探してたんだい？」 「そうだったわ！あなたがルーン文字なんて知るかとか言って教科書置いてサボろうとするからわざわざ迎えにきたんじゃない！」 「ちょっ、あんたねぇ……一日ぐらいいいだろう！？」 「いいわけないでしょ！教科書は私が持ってきてあげたから行くわよ！」 「えっベラちゃんとシシー先輩もう行っちゃうの？」 「ファーストネーム……ええ、ファーストネームも授業頑張ってちょうだい。」 「また予定とか決めるからな！」 「うん！ ………ほらシリウス、あんたもいい加減いじけるのやめろやゴルァ」 「ファーストネーム先輩、ガラ悪いですよ」「………」 「？ どうしたのシリウス？」 「いや、さっきベラトリックスがお前らに結婚しろって言ってたって話してただろ？」 「は？あんたもしかして私たちの話最初から聞いてたの？」 「兄さん…ストーカーとかほんとありえないと思うんですけど」 「偶然だ偶然！！ で、もしお前らが結婚したらファーストネームは俺の義理の妹になるわけで、ファーストネームにお兄ちゃんって呼んでもらうのも悪くねぇかもって……ぐふぉっ！！」 ファーストネームとレギュラスは同時にシリウスにハイキックをした。 ナイスコンビネーション。 「……ファーストネーム先輩、兄がご迷惑おかけしました。」 「こんな兄もって大変だよねレギュラス」 「………(否定できない…)」 「こんなのをお兄ちゃんって呼ぶのはお断りだけどさ、」 「………」 「レギュラスと結婚するって話が嫌ってわけじゃないからね？」 「……………え、」 「じゃ、私たちも授業行ってくるよ。」 ファーストネームはシリウスを引きずって授業へ向かった。 「〜〜〜っ、何赤くなってんだ僕は！」 ちなみにファーストネームとシリウスはその後「遅い」とリーマスに酷く怒られたという。 |