「仁王ってどういう子がタイプなの?」 「なんじゃ急にそんなこと聞いて。まさか俺のこと……!?」 「安心してよ仁王とかまったく眼中に無いから」 「(………)駆け引きの上手い女、かのう」 「うわなんかハードル高い」 「そーいうお前はどうなんだよ」 「いやいやそーいうも何も丸井先輩に比べたら誰でもハードル高いっスよ」 「てめ もういっぺん言ってみろぃ」 「私?私は年下が好み、かな」 (………) (………え、じゃあ俺も無理じゃん) (え、ひょっとして俺チャンスあるかも?マジで?) 「で、ツンデレで常識があって私が暴走しても止めてくれる人」 「は?それって……」 「4人とも!氷帝のテニス部が到着したから挨拶に来いってよ」 「!!」 「ちょ、名前!?って早……っ」 「ん?名前か。そんなに急ぐなんて余程俺様に会いたかったん……」 「日吉ぃいいいいいいいいいいい」 「うわっ」 (((抱きついた!?あの日吉に!!?))) 「またあなたですか名前先輩いい加減にしてくださいあと放してください鬱陶しいです」 「えー!!だって久しぶりじゃん!」 「毎日毎日絶えず迷惑メールを送りつけてた人がよく言いますね」 「とか言いつつも律儀に返信してくれるのが日吉だよね」 「っ! べ、別にあれは……」 「でもメールだけじゃ寂しかったからつい……」 「〜〜っ 今日だけですよ!」 「えーーなんか告白する前に酷いふられ方したんじゃけど」 「俺なんて一瞬希望持ったあとに挫かれたんスよ可哀相じゃないっスか?」 「三人ともどうしたんだ?あとなんで跡部はさっきから動かないんだ?」 「………ほっとけジャッカル」 リア充爆発しろっつー話。 × T × |