365

* ぜんぶ嘘なのでした *


君がいうことにひとつもほんとうなんてないの。


どうしようもないグリーンさんの話が読みたい。
どうしようもなくだらしない生活を送るグリーンさんとか、
どうしようもないくらいに誰の事も信じられないグリーンさんとか、
どうしようもないくらいレッドさんの事しか考えてないグリーンさんのお話、どっかに落ちてませんか?

こんばんは、いきなり願望垂れ流しの千早です。拍手一週間連続更新するよ!とか言っといて月曜日から挫折しました。もうだめだorz

月曜日のお話は学パロラブコメ黒緑にしようと思ってたのに、トウヤ君がどんどんグリーンさんを肉体的に拘束&精神的に束縛しはじめたので、断念しました。私はトウヤ君を何だと思っているのか……。
火曜日のお話はできてるので、もし月曜日の話が明日までに終われば、二つ更新します(o^^o)


本日は、冒頭で言ってたようなどうしようもないグリーンさんに、レッドさんが愛想をつかして言いそうなことをタイトルにしてみました。
↓以下どうしようもない妄想です。



どうしようもないくらい誰の事も信じられないグリーンさんは、誰の事も信じてないから誰の言う事も聞いてないし誰にも話しかけないよ。みみをふさいで、おくちミッフィーで、めをとじて。

そんなグリーンさんを見て、レッドさんはまず、グリーンさんが自分を信じてくれない事を悲しく思うよ。そんでちょっとグリーンさんに腹が立つんだけど、でもグリーンさんがだいすきだから、やっぱり優しく根気よく話しかけ続けるの。

でもグリーンさんは無視し続ける。レッドさんが話しかけてくれるのは嬉しいんだよ。だけど、めをあけてくちをひらいてみみをすましたとたん、諦められなくなるのがどうしても怖い。レッドさんと話をして、レッドさんを信じきってしまったら、いつか裏切られたときに仕方ないなって割り切れる気がしなくて、その手を取る事が出来なかった。

そうしてだんだん二人はおかしくなっていく。
グリーンさんはめをあけた。くちをひらいた。みみをすました。けれど目の前にいるレッドさんが見えなくて、世界には自分一人だけ。
グリーンさんがこたえてくれないから、レッドさんはくちをつぐんだ。めもとじた。音などとうに聞こえなくなっていた。内側には蒼い暗闇だけ。
二人でいるのにひとりぼっちな空間はずれはじめた歯車が軋む音で満ち満ちていて、徐々に広がり続ける断絶が静かに二人を追い詰めていった。

ある日のこと、とうとうレッドさんがおかしくなった。
どうしようもなく一人ぼっちなのに、けらけらと、それはもう楽しそうに笑い声を上げた。グリーンさんはそれをただ目で追っていた。何も思わなかった。笑っているのがレッドさんだと認識できているのかもあやしい。

レッドさんは笑いに身を委ねたまま言った。
「どうしてこんな簡単なことに気づかなかったんだろ!」
くすくすけらけらふふふあはははははははははははははははははははははははははは
ねえ

「ぜんぶ嘘なのでした!」

グリーンさんのみみに、その一言が鮮烈に飛び込んできた。
レッドさんと視線が絡まる。瞬きするグリーンさんに、微笑んでみせるレッドさん。

「いいよ、嘘だから。君を裏切る僕は嘘。君をひとりにする僕も嘘。君を守ってくれない世界も嘘。ぜんぶ、ぜんぶ嘘なのでした! めでたしめでたし」

あはははははははははは
笑いは絶えない。

「レッド」

いつの日かぶりに、グリーンさんはレッドさんの名前を呼んだ。

あはははははははははは
笑いは絶えない。

「なあ、お前、何で泣いてるんだ?」

あははははははははは、はははは、は
声が途切れる。

「グリーンのせいだよ」

返ってきた言葉に、グリーンさんの顔が蒼白になった。不安がグリーンさんの瞳に翳る。それを見たレッドさんはとてもきれいに微笑んで、また繰り返した。

「うそ、嘘だよ」

嘘でいいから

「僕の言う事、おおよそすべて嘘だと思ってくれていいから、だから」

笑いが止まる。二人の歯車も止まる。息すら止まったかと思われた刹那、レッドさんがいった。

「愛してよ」

あは、は?
レッドさんはもうわらっていなくて、グリーンさんももう黙ってなくて、世界に閉じこもるひとりぼっちは、泣きじゃくる二人ぼっちになった。



……なんだこれ。
長いし、ヤンデレオチがどっか行った。
人間不信で自分の内側に引きこもるグリーンさんに根気よく話しかけ続けるけど途中で心が折れた結果気が狂ってグリーンさん殺しちゃうレッドさんが書きたかったのに、書いてる途中で行方不明になったようです。
ヤンデレネタが基本書けない。何でだろう……。
グロくて救いようがない赤緑とか書いてみたいんだけどなあ(´・ω・`)

千早はグロなら、咎狗のケイアキ腸ENDくらいまでは許容範囲です。乙一のGOTHとかSeven room(タイトルうろ覚え)はちょっと不快。SAWはもうだめぽ\(^q^)/
ちょうどいいくらいに病んでて、千早的にアウトでないくらいのグロがある赤緑、どっかに落ちてませんかね。


もしこんなところにまで目を通して下さっている方がいらっしゃいましたら、ここまでお付き合い下さってありがとうございました!

2011/11/28
Prev * Next


戻る
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -