tell a lie

ふざけた日差しに焼けつく白い夢
アスファルトの蜃気楼、蹴り飛ばして
見上げた青い空、折れた翼なんかじゃ
届けないだろと吐き捨て睨んだ

自由になりたいと願って
それでもレールの上をゆく
口先だけで奏でた音楽は
五線譜には載れない

きっと、助けてなんて言ってみたって
誰の胸にも届かないから
二本の脚で踏ん張って僕ら生きてるんだよ
それでも、どうしたって辛くって
涙がこぼれそうになったなら
猫みたいに丸まって泣いてもいいと思うよ

見下ろすグレーの街、デカい電光掲示板、
その中心を乗っ取って昨日の自分を誇ってやろう

勇気が欲しいと願って
それでもちっぽけな僕らは
口先だけでも強がって言うのさ
「手助けなんて要らない」

だから、助けてなんて言ってみたって
誰の胸にも届かないのさ
二本の脚で踏ん張ってみんな生きてるんだもん
それでも、どうしたって辛くって
涙がこぼれてしまった人には
ティッシュでも差し出して一緒に泣こうと言うよ
助けてなんて言ってみたって
誰の胸にも届かないから
二本の脚で踏ん張って僕ら生きてるんだよ
それでも、どうしたって辛くって
涙がこぼれそうになったなら
猫みたいに丸まって泣いてもいいと思うよ


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