平和の唄 僕の生まれた意味を 君の生まれた意味を 言葉で綴られた物で 表現するには 重過ぎる現実の格差 そんな物で勉強する僕ら その間にも 君の総ては奪われていく 僕らには非現実的な世界　でも 君の目の前の現実 残る物はただ 悲しみだけだと知り　 失われた者は 戻らないと知る 僕らは何故生まれ　何故生きて 死んでいくのだろう それは誰にも分からない　 命の重さに変わりは無いのに それにさえ気付けない　 なんて愚かな存在なのだろう それでも僕らはただ 憎しみを払うためだけに 犠牲を払い続けている 誰の悲しみにも気付けないまま ただひたすらに･･･ そんな君のリアル　 ただ繰り返されるだけの現実が 其処にはあって 教科書で見ただけの世界なんて ちっぽけな現実で 実際に目で見た現実は 残酷で悲惨で赤かった 僕らはそれすら知らなかった 言葉では言い表せそうに無い 死の臭いが立ち込めて 言葉では言い表せそうに無い 死の色彩が広がって 絶望と赤で支配された 世界があって その中で戦いに 駆り出される君が居て 世界はそんなに 浅くは無かった 僕らには理解し難い現実が 広がる世界 争いの執着に見る物は 一体なんなのだろう 教科書は僕らに 何を伝えてくれる? この現実に終わりなんて無くて 君の現実は 僕らには分からなくて 僕らの不幸なんて 君の不幸に比べたら とてもちっぽけで薄っぺらくて 君の現実が　僕の現実が この現実の差が縮まらないのは 生まれた環境でもなく　場所でも 人種の違いでもない 瞳の色でも　食べてる物でも　 教育の違いでも 宗教の違いでもなく ただ　ただ　 生まれた意味を　もらった命を 皆の事を自分の事を 大切にしないから 権力を振りかざして それで解決する事なんて 何も無いのに お互いを理解しない限り 現実の差は縮まらないのに それにすら気付けない 自分勝手な大人達のせいなのに . back