曇り涙に

雨の上がった後の空は
厚い雲が覆っている

少し落ち込んだ僕の横を
冷たい風が通り過ぎた

雨上がりの空に
今にも泣きそうな僕は
無理に笑う

風が吹いて雨がポツポツと


ほら、また―・・・

僕の代わりに
空が泣いているみたいで

まるで「心の繋がり」があるように
空が泣いてるみたいで
そんな風に思ったのは
空が何よりも
優しく僕を包んでくれるから

泣き出した空に
つられるようにして
誰にも知られずに
傘の中でひっそり泣いた

僕の代わりに泣く空に

今だけ少し

「ありがとう」


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