3、ふかふかのベッドにお姫様だっこで
「なぁ千歳、お姫様抱っこしてええ?」
「は?」
「お姫様抱っこや!お姫様抱っこ」
「だめたい」
「…」
「そんな顔してもだめなもんはだめたい」
「じゃあ無許可でやるから、ええわ」
「な、」
「ふんぎぃ!」
「ぅわっ!」
「なんや踏ん張るまでもなかったわ。千歳軽いなぁ」
「金ちゃん、下ろしなっせ!」
「いやや」
「いい加減にせんと怒るとよ」
「そんな事言う千歳は」
「!?」
「にしし」
「い、嫌な予感がすったい」
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「よっしゃ!いっくでぇ千歳ぇ!」
「ちょ金ちゃん!待ちなっせ!何して投げる体勢なんね!」
「どりゃああぁぁぁぁぁ!」
「ぅわあぁぁ!っだぁ!」
・
「あほ金ちゃん」
「千歳ごめんてぇ。こうベッドに上からぼふんてやったら楽しいと思ったんやって」
「ベッドに放るんに、なして上に投げると?」
「堪忍してぇな…まさか天井に頭ぶつけるなんて思わなかったんやもん」
「あほ金ちゃん。ほんなこつ知らんばい」
「千歳ぇ〜怒らんといて〜」
甘い生活には時々スパイスを。色々とあるけれど、二人なら毎日が新鮮で楽しいわけです。
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