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檜佐木「何この菓子うんめぇぇ〜〜!!」
吉良「こっちのはチョコレートって言うんですか!
美味しいですね、檜佐木さん!!!」
ぱーっとお菓子を並べ、
修平と吉良がお菓子に夢中なのを見て
ニヤニヤしてしまう。
…睡眠薬が入ってるとは知らずに。
乱菊「私にもちょ〜だ〜い!!!」
『あ、ダメ!乱菊さんはこっち!!!』
乱菊「え〜どうしてよ〜!!!!」
10分もたたないうちに効果は
出てきていた。
吉良「檜佐木さん、ちょっと僕眠く
なってきちゃいました……。」
檜佐木「吉良、俺もだ……zzz」
修平と吉良をソファーに寝かせ、
結界を貼り、こそっと執務室を出る。
乱菊「そういうことだったのね…
まったく悪知恵はすごいんだから」
『えへへ!!だって現世が好きなんだもん!』
乱菊「また現世に行くの!?」
『乱菊さんも行く?』
乱菊「私はやめとくわ。
隊長に怒られそうだから」
「まつもとぉぉぉぉぉ!!!!!」
遠くで冬獅郎が乱菊さんを呼ぶ声が
聞こえてくる。
乱菊「あ〜もうバレちゃった〜
名前、気を付けて行ってくるのよ!」
『いってきます〜』
乱菊さんに手を振って
現世への門を開いた。
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