bleach | ナノ


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京楽「結構離れたねぇ…」


浮竹「ここまでくれば他に危害も
   及ばないだろう」




少し遅れて七緒が到着した。



京楽「七緒ちゃん、ビーリ。」


七緒「なっ!!!隊長たちが速すぎるんです

   …はっ!!!!!!」




七緒ちゃんの視線の方を向くと
山じいはもう到着していた。




『さすがお早いお着きで。』




山じいは凄まじい霊圧を放ちながら
1歩ずつ私たちに近づいてくる。




七緒「はぁっ、はぁっ、はぁっ…
   ううっ…はぁっはぁっ!!!!!!」



『七緒ちゃん!!!!』




すぅっ



京楽「大丈夫だ、七緒ちゃん。
   しっかりして。

   …連れてくるんじゃなかったな」



京楽隊長は七緒を抱えて
瞬歩で安全な場所に運びに行った。





山本「見事な瞬歩じゃ。一度に随分と
   遠くまで行けるようになったのう」


京楽「どーもー」




『ふっ…』



山じいの褒め言葉に棒読みでどーもと
言う京楽隊長が面白くて

少し笑ってしまった。




山じいが斬魄刀を引き抜き、
浮竹隊長も京楽隊長も一振りで
吹き飛ばされてしまう。




『ねぇ山じい。死ぬ前に教えてよ』


山本「なんじゃ、名前

   お前には死ぬより辛い苦痛を
   与えてやるがの?」



『ひぇぇ…怖い。

 ルキアのしたこと、間違ってたのかな?』



山本「当たり前じゃ。霊力の譲渡は
   霊法の違反と決まっておる。」




『虚に殺される人間を見殺しにしとけば
 よかったの?

 私はルキアがしたことが悪い事
 なんて思ってない。

 守る力と殺す力、どっちが大事なの?』



山本「……。」




山じいはそれ以上何もいわなかった。

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