bleach | ナノ


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市丸「あら、名前チャンやん

   こんな遅くにどうしたん?
   旅禍に捕まってたんちゃうの?」



雛森ちゃんと別れてすぐに
市丸隊長に出会った。




『市丸、隊長…。』



市丸「もう、2人の時くらい隊長は
   やめてゆーたやんか♪

   ボクらの仲やろ?」


『ボクらの仲、って危ない関係に
 聞こえるからやめてよ…(笑)』



市丸「ボクはそれでもええけど?」


『私は嫌です』





===============


まだ十三番隊に入隊したての頃


『また私だけ、雑務だしー…』


押し付けられた雑用をサボり、
湖を見てぼーっとしていた。




「こんなところでサボったらあかんよ?」


『誰だっけ?』



「市丸ギンや。上官の名前くらい
 覚えとき?名前チャン?」



軽い男だと思った。




『なんで名前知ってんの?』



市丸「可愛いゆーて有名やもん。

   ボクかて、チェック済みや」


『アホらし。

 何言ってんの!あはは!』



市丸「出た、瞬殺スマイル」


『何それ?』



市丸「名前チャンの笑った顔が
   可愛いってうちの隊士が
   言うてたんやで?

   だからチェックしたんや。」





それから任務がない日は市丸隊長と
出かけたり、雑務があっても
一緒にサボったり、2人で過ごす時間も
少なくはなかった。




けれど、名前が十三番隊を抜けて
無所属になって、

市丸が三番隊隊長となってからは

2人で過ごす時間はほとんど
なくなってしまった。



===============



市丸「最近は寂しくないの?」


『全く。』



市丸「あの頃はよく寂しいからゆーて
   ボクの布団に入り込んで
   きてたんにね。」


『今はしないからっ!!!!///』



今思うと、そんな甘えん坊な自分に
恥ずかしくなってくる。




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