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ダンダンダン…
ドリブルの音が聞こえてくるかと
思ったら…
ストリートのコートで練習している
帝光中のジャージが。
青峰「あ、名前!」
新太「俺は無視かっ!!!!」
『青峰、練習終わったばっかなのに
自主練してんの?偉いね〜』
しかも1人で楽しそうに…。
バスケが楽しいのはわかるけど、
1人でここまで楽しそうだと
ちょっと近寄りづらいな…。
青峰「何考えてんだよ…?
なんとなくわかるけど!!!」
『あ、わかった?』
青峰「馬鹿にしてんなっ///」
意味がわかったみたいで、
やっと恥ずかしくなったらしい。
青峰「あ、名前〜今日の約束
今からやろうぜ!!!」
新太「約束?」
『おーいいよー…新太、先に
帰っててもいいよ?』
私は荷物を置いて、1枚ジャージを脱ぎ
青峰と向き合う。
青峰「そうこなくっちゃ。
本気な!!!」
新太「1on1やんのか?」
『うん。そういう約束だったから。』
新太「お前な…さっきサポーター持ってない
って言ってたじゃねぇかよ…。
俺が相手してやるよ。」
『新太が?』
新太「いいよな?」
青峰「事情アリって感じだからいいぜ。
その代わり、負けたらジュースな」
新太「俺が勝ったら明日のトレーニング
お前だけ10倍なー…」
青峰「なんであんたら人のトレーニング増やすの
好きなんだよ…
ま、勝ちゃ問題ねぇだろ!!!」
新太と青峰の1on1が始まった。
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