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22.※


どれだけ最奥を可愛がられたのだろう。

頭が朦朧として、あまりのイきたさに意識が遠のきそうになって、ついにその時が来た。

ヴヴヴヴ、と振動を続けるローターが前立腺を押し潰し、その直後に慧の硬い先端がしこりを強く抉る。腰を引くと思ったのに、慧はそこにとまってグッと腰を押し付けたままだった。

「あッ、」

喉が引つるような悲鳴。

俺は中を愛されるだけではイけない。いや、イけなかったはずだった、この前までは。

だが、長い時間をかけて激しく侵されてしまえば閾値を超えるのは自然なことで、せり上がる快楽に指先が震える。何も考えられなくなって、ただ全身を満たす快楽に喘いだ。

背中にくっついた慧の腹は汗ばんでいて、とても安心する。すがるように擦り寄った。

そして、待ちに待った開放感は、

「…え?」

無理矢理せき止められた。

開放感はなくて代わりに圧迫感。見れば骨張った長い指が俺のものの根元を、きゅ、と強く戒めていた。根元まで先走りで濡れているのに、先端から白濁が溢れてくることはなかった。

「慧?…なん、で」

耳のすぐ隣で意地悪に笑う気配。

「イっていいって…、言っ、」

耳を舐める舌のザラつきに言葉がとまる。

温かくて湿った舌先が耳たぶを這う。ちゅ、と強く耳の裏を吸い上げられて背筋が震えれば、また楽しそうな笑い声が聞こえてきた。

ふぅ、と慧の吐息が鼓膜を揺らす。中に銜えたものはまだ硬く腫れているから彼にだって余裕がないだろうに、俺を完全に支配したこの肉食獣は満足そうにニヤリと口角を上げた。

死刑宣告のような言葉と共に。

「なぁ、ドライって知ってるか?」

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目には目を、歯には歯を。
罠には罠をもって制するのが最善だ。