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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -


7.※


思考が溶かされてしまいそうだ。

もう強烈な快感に夢中になって、リドの膨らんだ下腹部に自ら太股を擦りつけた。うっ、と彼が苦しげに唸った。

ぴちゃぴちゃとした水音と俺の乱れた呼吸音、それと僅かにベッドの軋む音が部屋に響く。もう中に入れられた指の数が分からなくなって、ただ締めつけていた。

「も…、イきそうっ…!」

「ちょっと待て」

「リド、ッん、…欲しい」

ゴク、と彼が生唾を呑んだのが聞こえた。

だが、その目にははっきりと情欲の熱が剥き出しになっているのに、ただ悪戯っぽく笑っては何かを探すように体を探られた。

そして、リドが取り出したのは、

「…ダイヤ?」

「まぁ、もう三本咥えてるから大丈夫だろ」

「は…?待て、待てっ、」

盗んできたダイヤだった。

さすが莫大な額に相当するだけあって、澄みきったダイヤは大きい。リドの手の平で転がされる宝石に嫌な予感がした。

だが、俺を猫と呼んだ男はそれを根に持っついるらしくて、悪戯っ子の微笑みを浮かべては俺の制止を無視しやがった。

「ぁあ、っあああ…、ん、冷た…!!」

冷たい宝石が体に沈む。

人肌の温もりが全くないそれは無機質で冷たかったが、解された後孔はあっさり受け入れて、きゅうきゅうと締めつけた。

熱くなって溶けそうになっている中とは真逆の冷たい温度。背筋はぞわぞわと粟立ち、俺は思わず軍服の上から爪を立てた。

そして、咥えてしまった後孔の上からリドが撫でてきたり、擦ってきたりするものだから、もう本当にたまらない。

「リドッ、ぅあ、…中、が…!!ァ、ん、」

「冷たくて気持ちよさそうだな」

「そんなわけ…!」

「ん?勃ったままだが?」

「っ!?」

ぴん、と俺の先端を弾かれた。

それは勢いをなくすどころか、ますます切なげに先走りをこぼしてドレスを濡らす。

股を閉じようとすれば自分が動いたことによってダイヤも動き、粘膜を擦る。ひっ、と喉が引きつる音がした。

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