clap | ナノ



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恋人がドSなんですが


▼ 何をされても笑顔で耐えなさい

「オイ、さっさと起きろ」
「ぎゃ!蹴らないでよサソリ!」
「顔洗って支度しろ。宿を出るぞ」
「ちょっと待って、化粧とか着替えとか時間掛かるん…」
「オレは待つのも待たせるのも嫌いなんだよ」
「せめて五分くらい…って分かった!お願いだから歯磨きと洗顔だけさせて!」
「早くしろよこのノロマ」


▼ 優しさが欲しいなあと呟いてみなさい

「もー…たまには優しくしてよ」
「十分優しいだろ。さっきのがもしデイダラだったら尾で刺し殺してるぜ」
「デイダラ可哀相だなー」
「待たされるオレの身にもなれ」
「殺される側の身にもなってよ」
「なんならテメェもぶっ殺してやろうか?」
「ちょっ尻尾はだめだってばああ!!」


▼ たまにはやり返してみなさい

「あーあ。こんなんだったらデイダラと一緒に来ればよかったかな」
「なに?」
「デイダラならきっとさっきの宿の件だって待ってくれるし、殺すなんて脅してこないし」
「オレよりはマシだってか?」
「そうそうつまりはそういうこっ、どわあっ!!」
「悪ィな。うっかり尾を滑らせちまった」
「尾を滑らせるってなに!?だからやめてって分かったから!!サソリと一緒が一番いいです!!」
「わかりゃいいんだよ」


▼ 嫌いになるよとほのめかしてみなさい

「…オイ。もう少し速く歩けねえのか」
「疲れちゃったの」
「いい加減にしろ。さっきからもう三回は休憩してるんだぞ」
「へえ!立ち止まって攻撃してくることが休憩って言うんだ!」
「立ち止まってる時点で休憩になるだろうが」
「ママー、この人頭おかしいよー」
「やっぱテメェは殺す」
「これ以上"殺す"とか言ったら嫌いになるからね!」
「……」
「(あれ?意外に効いてる?)」
「上等だ」
「ですよねええええ!!」


▼ あきらめてドMの道に目覚めなさい

「やっとノルマ達成だー!」
「フン。デイダラとならもう少し早く終わっただろうにな」
「こっちの台詞よ陰気ヤロー!」
「………」
「ふっ!もう尻尾攻撃には慣れたわよ!」
「…ならば、こうするしかねェなぁ?」
「え?なんでヒルコから出てきたの」
「手の内を読まれてねェから殺りやすい」
「え?おかしいなあ。今"ヤる"って聞こえたんだけど」
「あぁ、殺る」
「いやごめんなさい尻尾攻撃だいすきだから本体はだめええええ!」
「可愛がってやるよ、ドM女」
「(クソッタレェェェ)」


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