ネタメモ | ナノ


マダラと蛇の睨み合い


「聞いて!蛇ってね、噛む蛇と噛まない蛇がいるんだって!」
「そんな事は誰でも知っている」
「えーっ!わたし知らなかったよ!蛇は噛むものじゃないの?なんでもかんでも噛んじゃうんじゃないの!?」
「…お前の蛇に対する知識が浅すぎるだけだ」
「んじゃあさ!カブトは噛む蛇?噛まない蛇?」
「……試しに近付いてごらん?」
「はーい」
「………カブト」
「そんな怖い眼で睨まないでくれよ」
「そいつに近付くな」
「え!なんで!」
「そいつは噛む蛇だからだ」
「まあ、あながち間違いじゃないけどね」
「…貴様」
「安心しなよ。ボクはこう見えて気に入った獲物にしか食らい付かないんだ」
「そうなの?」
「音隠れの近くに生息する蛇は偏食型が多い。ボクもその一種だと思ってくれ」
「ふーん、蛇にもいろいろあるんだね」
「ああ、もっと教えてあげようか」
「言いながらこいつに近寄るな、カブト」
「ククッ…言っただろう。ボクは……気に入った獲物にしか食らい付かないってね」
「? ほんと、カブトって詳しいんだね!まるで蛇博」
「お前もそっちに行こうとするな」
「うぇぷ!」

ボクは蛇博士じゃあないよ!