ネタメモ | ナノ


こんなサソリは嫌だ


※原作捏造というか全て捏造
※キャラ崩壊もいいところ
※サソリは犠牲になったのだ

▼ サソリが里を出た理由

「チヨばあさま、見て!傀儡の術が出来るようになったんですよ」
「おおサソリ、なんとまあ上手なことじゃ!」
「僕もいつかチヨばあさまのような傀儡使いになれる?」
「必ずなれるじゃろう」
「そうしたら守ってあげるね」
「サソリ、おぬしは本当にいい子じゃ」

▼ 数年後

「卒業おめでとうサソリ」
「ありがとうございますチヨばあさま。 あの……えーっと、」
「どうした? 言いたい事があるのかえ?」
「ご褒美が欲しいなあ、なんて…」
「よかろうよかろう。何でも申してみよ!」
「傀儡を作る材料が、一式欲しいんです」
「ああ、買っておこう」

▼ 更に数年後

「サソリ、中忍に昇格出来たようじゃのう!」
「…うん」
「何か欲しいものはあるか?」
「……ろ、」
「ん? なんと申したのじゃ?」
「城が欲しい」
「ちょ」

「エビゾウやああああ!!」
「どうしたい、姉ちゃんよ」
「サソリが!サソリが城を欲しいと!!」
「………」
「先月も初めてのBランク任務遂行の祝いに家をあげたばかりじゃというのに!!」
「甘やかしすぎた結果じゃよ姉ちゃん。自己責任じゃ」
「とりあえず城ひとつ落としてくる」
「おま」

▼ またまた数年後

「これからSランクの上級任務なのじゃろう? 頑張って来るのじゃぞ」
「オイばばあ」
「なんぞ」
「成功したら国ひとつ欲しい」

「エビゾウウウウゥ!!」
「わしゃなにも聞きとうないぞ」
「国!国ひとつと!!言われた!!」
「諦めろ」
「いくらなんでも国は無理じゃ!このチヨとて!」
「いやもう素直に無理って言えよ」
「それは出来ぬ…!あの子には出来るだけ不自由させとうないのじゃ」
「不自由どころかただの自己中になりつつあるぞい」
「どうしたら!!」
「もーしらん」

▼ 一週間後

「サソリが里出て行った」
「どういうことじゃ姉ちゃんよ」
「任務から帰ったサソリにわしは勇気を出して言うたんじゃ。『国はさすがに無理だ』と。そしたら…サソリは…サソリは……!!」
「………」
「『じゃあ里出る』とだけ残して…!!」
「我侭すぎるじゃろサソリ」
「ぬおおおおおサソリィィィィ!!」

▼ 十数年後

「オレはこれで一国を落とした」
「そんなに国が欲しかったのかサソリや」