ネタメモ | ナノ


ターレスと元カノ


「…久しぶりだね」

「……おう」

「バーダックから聞いたよ」

「そうか」

「この星出ていくんだってね」

「…見送りにでも来たのか?こんな夜中に、」

「あたしの勝手でしょ?」

「あァ。そうだな」

「……もう行っちゃうのかー」

「……」

「あたし、なんで振られたんだろ」

「…夜遅い。帰って寝ろ」

「連れて行ってって、言うと思った?」

「………」

「危険な目に遭わせたくないから、突き放した?」

「…自意識過剰だ」

「っ、そうだよね。うん、ごめん」

「……俺は行く。お前はもう、俺のことなんか忘れちまえ」

「!」

「俺も、お前なんか忘れるからよ」

俺との思い出を全て、すべて、すべて忘れてしまえ。お前を失うくらいなら、自分から手放そうと血迷った、最低な男のことなど。

主人公が愛しすぎて守りたくて、だけど彼女を守る力がまだ足りないと自覚のあるターレス。力を手に入れるまでは主人公を危険な地に連れ出したくない。その思いで必死に突き放し結局惑星ベジータを出る。帰って来たらもう一度告白しようなんて考えてたらフリーザに星ごと壊されていたなんていう話。中編くらいで今書いてるんですけど進まない。