ネタメモ | ナノ


角都を看病しましょう


「えーっと、角都さん。お見舞いに来まし」
「へっぷし! あァー…」
「!? あの、大丈夫ですか?」
「なんだ貴様か。飛段はどうした」
「え、用事があるとかでどっか行っちゃいました」
「…そうか」
「心なしか声が枯れてる気がします。ゼリー持ってきましたけど、食べます?」
「いらん……それより、移るぞ。出て行け」
「馬鹿は風邪ひきませんので…」
「そんな言葉、飛段が風邪を引いた時から信用してはいない」
「それ本人が聞いてたら、」
「角都ゥ! そりゃどーいう意味だコラァ!!」
「そうそう、こんな感じで…って飛段!?」
「他人の部屋に入る時はノックをしてから、と散々言ってあった筈だが?」
「ンなこたァどうだっていい! お前なーオレが居ないからって好き放題言ってくれやがって!」
「まあまあ、角都さんは一応病人なんだし…」
「るせー!心臓五つもあるんだから死にゃしねーよ!」
「まったく…貴様らが来ると症状が悪化しそうだ」
「えーっ、飛段がギャーギャー言うからとばっちり喰らったじゃない!」
「あァ!?オレのせいかよ? ったくよォ、せっかく角都の為に、これ持ってきたのによォー」
「え、それもしかして……花?」
「ホラ、なんか病院の見舞いとか、そういうのによく持っていくもんなんだろ?だから……あーもういい! 角都なんかに花摘んできてやったのが間違いだったぜェ!」
「ちょっと、待ちなさいよ飛段ーっ!」

「……本当に、騒がしい奴らだ」

その後どうにかして飛段を引き止めて角都さんの部屋に戻ると、寝息を立てている彼のベット脇の棚に花が生けてありました。

ラジオの冒頭の角都の「へっぷし!」が可愛すぎて