● 悟飯に痩せろデブと言われ隊


「……で、それを僕に言ってほしいと？」
「毒舌な悟飯くんなら一撃であたしをぶちのめしてくれそうなんで！」
「要するにドＭという類ですね」
「悟飯くんにだけの特典だよ！」
「一ヶ月間僕の視界から消えるという特典は無いんでしょうか」
「そんなあたしにとって不利なモノはありません」
「とりあえず離れてくれません？」
「やだーっ、痩せろデブって言ってくれないと離れない！」
「じゃあ離れなくていいです」
「そーんな冷たいこと言わな、…え！？」
「これ以上痩せたら僕が抱きしめただけで折れますよ？ まあハグされたくないというのであれば別の話ですがね」
「そんな！」
「むしろ太りましょうか。確か貴女、朝食はおにぎりひとつでしたね。具は昆布でしたか。あの大きさですとせいぜい１７０カロリー程度でしょう。」
「えっと、悟飯く」
「昼食はラーメンかスパゲッティ、もしくはハンバーガーなどのジャンクフードにして下さいね」
「おうふ…！」
「おや、お返事の仕方から教えなきゃいけませんか？」
「アイサー！」