● 角都と口の悪い子


バタン

「なあ角都！あいつ知らねー？」
「他人の部屋に入る時はノックをしろと言ったはずだ」
「あ、わりィ」
「それであいつとは誰だ」
「だからあいつだよ、えーっと、その、スカした黒髪の、」
「ああ、うちはイタチか」
「そう！それ！」
「奴ならばつい先程任務から帰ったばかりだろうから、報告をしにリーダーの元へ行っているのだろう。あるいは」
「オッケーさんきゅ！」
「……全く…飛段といいあの小娘といい、最近の若者は話を最後まで聞かんな」

角都って年食ってるから周りとの温度差凄そう。でもなんだかんだ飛段と会話を楽しんでるところを見ると、元気な若い子が別段嫌いというわけじゃなさそうですよね。