ネタメモ | ナノ


デイダラと嫉妬


※学パロ

「…ねえ、さっきから何おこってんのよ」

「………」

「ちょっと、デイダラ!」

「…うっせーよ」

「怒りたいのはこっちなんだから!せっかく昼休みに屋上でご飯食べよって言ってたのに、あんた来なかったし!」

「……」

「てかサソリから聞いたけど、昼休みにさ、あんた女の子と居たんだって?」

「…ああ居たよ。だからなんだよ」

「だからなんだ?あー腹立つ!」

「……」

「言ってくれればいいじゃん!"ちょっと女子と話してるから先食べてろ"とか、"行けなさそうだから他の奴と食べてろ"とかさ?ケータイ持ってんでしょ?それくらいしてよ!」

「……」

「ずーっと待ってたのにさ…」

「それだけかよ?」

「…え?」

「……お前さァ、


嫉妬しなかったのかよ」



「し、嫉妬?」

「自分放置して他の女優先したんだぞ、うん。」

「嫉妬なんて、してないし。」

「…………本気で言ってんのか?」

「…本気もなにもっ!?」

「…だったらよ」

「(か、かお、近…っ)」

「嫉妬しろよ」

「…あ、あのう…」

「オイラは嫉妬してんだからな。今だって、お前の口から野郎の名前聞いただけでムカついた」

「むかついたって、あんたねえ!」

「…で?実のところは?」

「……………嫉妬、してました」


嫉妬してくれてない(ように見える)主人公に苛々するデイダラ。ただ「だったら嫉妬しろよ」って言わせたかっただけだ。誰でもよかったのだ。