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そういって得意気に笑った 「君のそういうつまらなそうな顔、僕は好きかな」
2013/02/15
「貴方のその早く死なないかなこいつって思ってるのが丸分かりなところ、私は好きだよ」
薄ら笑みを浮かべて私をみるからその顔面に爪を立てたくなる。なんで分かるの、とわざとらしく両目を見開いて驚いてみせてそれから、そうなんだよなあと笑いながら言うのだ。
「だって君を見てると不快感半端ないんだもの」
この痛みは偽物だ。何故なら、心臓に痛覚なんてないからだ。
だけどそのくせ、体温はやけに高い。
「でも、どうしてだろう。こんなにも嫌いなはずなのに傍にいたいと思ってしまうよ」
「罵倒するのが快感なんじゃない」
「そこまで変態のつもりはないけど」
分かってるくせに知らない振りをする。実際に爪を立てて皮膚を裂いて見せれば分かるだろうか。私を受け入れているくせにその事実を受け入れられずにいるのだ。
なんて不器用な人だ。
この下半身についた熱さを取り除けば、貴方は私の問い掛けに頷くだろうか。
「ああ、駄目だ。気持ち悪さと愛おしさが混ざり合ってなんだか吐きそうだよ」
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