25歳の時交通事故で亡くなった。打ちどころが悪かったらしく記憶喪失だという。
学生時代はやんちゃをしていたが、心改め学校の先生になった。
その事自体彼は覚えていないが、"先生"というものは体に染み付いていたのか、悩んでいる生徒を見かけると放っておけない。
過去の事で悩む海樹を放っておけず、その過去の記憶を代償に契約をするが、それがいい事だったとはもちろん思ってはいない。記憶がない、空っぽな自分だからこそ、記憶の大切さを彼に伝える事ができるのではないかと考えている。