小ネタと設定 2011.08.24 Wednesday 02:28 ちょっとした小ネタ。 初恋目当てのお嬢様は嬉しくない お知らせやも(笑) 高校の時に、日本史が好きすぎて、派生した設定があった西面の武士のパロを古キョンでやろうと思ってて、せっかくサイトを作ったから連載化しようかと…(笑) 何で西面…?と思われた方に補足。 かの有名な西行法師(仏門に入る前は佐藤のりきよさん/スミマセン漢字ド忘れ)はかつて北面の武士で白河院のおみかげさんだったとの説から元ネタは思い付きました。 古キョンでやったら面白いんじゃない?みたいな(笑) 昔やってた別花の短編の設定も若干組み込んでいます。 以下設定です。 ネタ曲:t/o/r/n 人物設定 ・キョン(鹿原/ロクハラ) 西面の武士の2強で右側の長。通称碧(ヘキ) 冷静沈着、冬の凍った湖のように冴え渡った言動と、広い視野、発言力を買われて碧の2つ名を後鳥羽院より賜る。後鳥羽院の北の方の愛人 直衣に焚き付ける香→薄荷 ・古泉一樹 西面の武士の2強で左側の長。通称焔(ホムラ) 官位第4位の高家出身。(次男) 薬学の名門の一族に生まれる。一族の中で最も秀でた薬の才を持ちながら長男に一族の長をすんなりと譲り、西面の扉を叩いた理性の人。 仲間思いで剣舞がまるで鳳凰のようだとの後鳥羽より焔という2つ名を賜る。 直衣に焚き付ける香→侍従 ・後鳥羽院北の方(若竹の君) 病弱。しかし、あっけらかんとした性格で物怖じしない当時の箱入り娘とは毛色の違った異色の姫。通称名若竹の君は新年に生え出た竹のようにしなやかで跳ねっ気がある事から命名。 キョンと愛人関係を噂される中死を切望する姫君 焚き付ける香→伽羅 ・後鳥羽院 欲しいモノは何ものでも手に入れる自分の欲に忠実な人。 終わり良ければ全て良しという根っからの金持ちのボンボン気質。 直衣に焚き付ける香→黒方 ってな感じで、歴史物です。 お香の臭いは伽羅と薄荷以外は嗅いだこと無いので単純に色とイメージでつけました(笑) こんな臭いだよーなんて知っているお嬢様がいらっしゃいましたらこっそり教えていただけると嬉しいです。 で、以下は小ネタです。 気になる方のみどうぞ\(^O^)/ (…アイツには汚れないでいて欲しいんだ) 『兄上には汚れないでいて欲しいの私。』 「…兄妹で同じ事を仰るのですね」 『そして私はあなたとして生まれたかった』 「…僕は貴女として生まれたかったですよ、細君。」 『あら、それは意外な事実ね。でも私だと色々な面で損するわ。一番の損はあなたの大嫌いな黒方の香りが一晩中躯に纏わりつく事かしらね?』 「……。」 『あらあら、眉間の皺とれなくなるわよ?』 「…貴女は良く耐えられますね。」 『あら?耐えられないから毎晩こうして名ばかりは大層な焔さんに殺してくれと頼んでいるのだけれど?』 「冗談も程ほどにしてください。これ以上碧には嫌われたくないんですよ、僕も。」 『兄上が嫌う?有り得ないわ。』 「えぇ、有り得ませんね。」 『解っているなら大丈夫よ、鹿原はあなたを嫌う事は出来ない。だから、羨ましいわ。』 「…望みがないのに?」 『あら、似非臭い笑顔は今日は物忌み中?私なんてあの黒方の妻な上に妹よ。おまけに死期が近いとなれば一縷の望みも望めないわ。』 「……。」 『あなたには私がきっと見ることのない鹿原が見えるわ。それが羨ましい。私も隣に立ちたかったわ、鹿原の隣に』 「…僕から言わせれば貴女にしか見せない顔があることを教えて差し上げたいですね。隣に立てなくとも貴女は彼の心そのものだ。たとえ、あのクソ黒方の細君であろうとも」 『譲歩したわね。さすがのあなたでも妻を目の前に旦那の悪口は言えなかった?』 「心外ですね。奴は僕の心の中で散々殺してやってるんで音になってる時ぐらいは、ね。」 月光の光の下で青白く浮かび上がるなだらかな横顔がクスクスと微笑む。 僕好みの笑い方をする人間が此の世に2人いると云うことをこの人は知らないのだ。 『ねぇ、一樹。あなたと私どちらがあの人に報われる恋をしているのかしらね』 ポツリと最後に呟いた彼女の言葉にゆるりと口角をあげる。 「あなたですよ。」 喩えどんなに報われないとあの笑顔で誤魔化したとしても2人の願いはきちんとこの胸に刻んでいるから。 「(守りますよ。花びら双欠片くらい)」 ふわりと香る伽羅の香りを瞳を閉じてかぎながらそう思った。 古泉(焔<ほむら>)と妹(若竹の君)はマブダチである意味ライバル。 妹は裳着済ませてますが外出ちゃだめとか気にしないし言うこと聞かないので警備がついたって事で← キョン(鹿原<ろくはら>/碧<へき>)は妹が大好きです。恋愛的な意味で。でもお兄ちゃんなので言いません絶対。 「あなた風に言わせたらくそくらえってやつですよ、ばかばかしい」 「…なんでお前がそんな怒ってるんだよ」 「それを僕に言わせますか、あぁそうですよ貴方はいつだってそうだ、僕にはいつだって未来の無い言葉ばかりで、…大体なんですか桜の下で眠りたいなんてふざけんな僕の気持ちなんだと思ってやがんだこんちくしょうって感じですよ。」 「…口ばかりうるさいクソ坊主と一緒になってるぞ。」 「心外ですね。あんな連中と一緒になさらないでくださいよ。僕はまだ真っ当ですよ。貴方が名も知らぬクソ坊主にその首をくれてやるとその口で紡ぐなら今ここで貴方の御首を僕が頂きます。勿論お望み通り桜の下に埋めて差し上げますよ?言わずもがな僕の隣にね」 「…煩わしい、と云う言葉の意味知ってるか?」 「えぇ勿論。クソ坊主の代名詞でしょう?…さぁ、来ますよ」 一瞬だけ合わせた背中から僅かに聞こえたため息に泣きそうになった。 貴方の生が彼女の全てだったなら、今その刃を振るわせるその意味が僕の言葉に、貴方の心に届いたと慢心しても良いのでしょうか? 古泉のみにクールすぎるキョンにキョンのみに感情を荒げる古泉が苦労してカンカンに怒るようなそんな関係。 ってな感じでどうでしょうか?(笑) そのうち書き出します。 さぁて!先ずは昼ドラ頑張るぞ! |