「アオ、どうだ?」

私自ら作ったチョコレートを、自らアオに食べさせる。

嬉しそうに食べてくれたアオの口元がほころぶ。

「すっごく、おいしい!」

「それはよかった」

味わってくれているのかゆっくりと食べたアオが近付いてくる。

ゆっくりと伏せられていく瞼。

柔らかい桜色の唇。

花びらが触れたような柔らかさで重なる桜色。

ちゅ…

愛らしい音を最後に離れる。

「ロード、もっとちょうだい?」

何と甘い褒美だろうか…。





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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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